本日は、平成25年(2013年)3月29日金曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】

新卒でも中途採用でも、新入社員を育成・戦力化できる大前提は、社員の「早期の自主退職」を回避することです。今後、当ブログにて新入社員、特に営業配属新人の突然の退職の背景や、それを回避する方策を提言していく予定です。

週明けが4月1日。入社日も多いかと思いますので、本日は(順を入れ替え)まずは緊急提言です。
実は【歓迎会】の話題です。最近、歓迎会が、新入社員の退職動機の一因になってしまうこともあり、注意が必要です。
新入社員にとって歓迎会もいろいろな意味で緊張の場です。実は、受け入れるみなさんの側で留意したい点があります。
まずは、歓迎される側の「最近の若い方」を知る必要があります。

間違いなく、ひとむかし前よりも、宴会等に対する【耐性】にバラツキがあります。
一方は、時代が推移しても必ず存在する宴席大好きや、場慣れしている方々。体育会系出身者等に、いまも多くみられます。
こちらは不安無し。

一方、対極に位置するのが、今回留意したいタイプ。
喫茶店やファーストフード店で、ソフトドリンクで長時間会話を楽しむことがあっても、【飲んでコミュニケーション】という習慣が無い方々です。最近増加傾向です。この一群の彼ら・彼女らにとっては、お酒をともなう歓迎会は不慣れどころか、苦痛であり、恐怖の場でもあるのです。
もともとアルコールを提供されるお店というものが未知の世界で、
そんなところで
・いきなり説教されたり…
・いきなり、からまれたり…
歓迎会が直接の退職理由なる可能性は低いですが、入社冒頭に「ウンザリ」となれば、後々、尾を引きます。
職場のメンバーでの飲食の機会は、お客さまとの接待の練習でもあり、ある意味で社会人の常識・試練ともいえますが、我々の世代と違い、育った環境が違います。
新人の教育は、甘やかす必要はありませんが、入社試験の段階で「飲食・宴会の場に適しているか?」と選考基準を設けていない以上、 受入れ側が配慮して、入社後【徐々に慣れて頂く】ほかありません。 以上、面倒なようですが、本質はちょっした気遣い程度で対応できるはずです。

では、その気遣いについて、ここで伺います。
<お尋ねする内容>
みなさまへ
宴会開始直後の「(一同)乾杯」の前に、最も上位の方が、歓迎の挨拶を述べるシーンになると思います。
その際、宴会の場に慣れていない新入社員の彼ら・彼女らをリラックスさせるために、参加者全員に通達したい「禁止事項」(フレーズ)を、ひとこと考えてください。
最も上位の方の発言(権威あり)こそが、宴会を終了まで和やかに進行させるコツでもあります。(今回のフレーズは、歓迎会以外の場でも、 職場での宴席の際は、是非使いたいですね)。