本日は、平成25年(2013年)9月28日土曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】

来月実施される
中小企業診断士 2次試験の話題です。
今回もすべて私見・個人的感想です。

2次試験は、開始の合図があってから
解答用紙に、受験番号を記入します。

1次試験のように
開始前の記入時間は
与えられません。
当然、うっかりの記入忘れも注意です。

平成23年 事例2 メガネ店 
私が受験しましたので、
鮮明に記憶しています。

開始直後に、
解答用紙を見て「ぎょっ」としました。
最後の設問5が、200字解答です。
しかも設問1~4も
過去の問題と
何やら傾向が違う…

実は、この200字の設問は、
結果的に、
一番取り組みやすい設問だったのです。
設問1~4では、おそらく差がでないと
割り切りました。
「やさしい」。
しかし「200字」として
最後に配置する…
これが【相対評価で、ひとりでに差がつく出題者の工夫】だと思っています。
この事例で不合格となった受験生は、
設問1~4に時間をかけているうちに
設問5で、時間切れになってしまったのだと
思います。

そして事例2終了。
次の事例3も
200字来るかな?と
考えていましたら、
「見事に、あたり」
今度は、難解な設問です。

私は、一番後回しにしました。
事例2で
200字解答ができなかった受験生は
必ずリベンジしようと
事例3の200字に注力するはずです。
そして
設問2に配置。
比較的得点しやすいであろう
後の設問3と4に手が回らなくなる危険性が
あったのです。
これも、
【相対評価で、ひとりでに差がつく出題者の工夫】だと
考えています。
心理戦のような気もいたします。

2次試験は、毎回のように
以上のような「どっきり」があります。

難解だと思う点は、
周囲の受験生も難解なはずです。

高い得点でのレースでなく、
最低限を確保した者が
合格するはずです。

必要なのは、ペースを乱さず、
優先順位をつけて対応する
「度胸」です。
「知識」や「スキル」と違う要素だと
思います。