本日は、平成25年(2013年)12月10日火曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】

今回もすべて私見・個人的感想です。

現在、中小企業診断士の資格取得を目指す場合、
まず1次(7科目)試験の合格が必須です。
1次合格者のみが、その年と(万一不合格なら)翌年も受験できる、
2次試験の合格を目指す方が大半で、私も1次・2次試験合格者のひとりです。

但し「養成課程」に進むと
2次試験受験が不要となります。
今年、2次試験が2年目で不合格で、
来年1次再受験が必要となってしまった方も、
来年4月開講の大学院に入学資格があるはずです。
(定員枠もあり、詳しくは各校にお問い合わせください)

中小企業大学校や、最近では一部の大学院にそれらのコースがあるようです。
学費は、それぞれの校でバラつきがありますが
決してお安い金額ではありません。

もちろん各校には入校の試験があります。
そして入学さえすれば、簡単に診断士になれるなどという甘いものではなく、
相当厳しいカリキュラムが待っているようです。
知人で、この春より「養成課程」に進んだ方がいますが、
【出席率9割、5社分の診断報告書を書き、貢献領域の論文を書かねばならぬ…】

わたしは、養成課程は「逃げ場」ではなく
「修練の場」であると思います。

解答が発表されない診断士の2次試験は、
大学受験と明らかに違い、いくら学習時間を投入しても
その到達レベルが常時不明であります。
今年の試験問題を見ても、
100%どころか80%以上の確率で合格できるスキルを持った
受験生は皆無のはずです。

大学受験は2浪して勉学に励めば、
ある程度の可能性が見えてくるはずです。
診断士の1次(7科目)試験は同様のイメージです。
しかし、2次試験は
ちょっと違うものだと認識していいと思います。

その状況下で、私は受験生活2年。
たまたま2回目の2次試験受験合格で済ませました。
2年目にも1次(7科目)受験合格しましたが、2年目の2次試験不合格なら
翌年受験できる2次試験を辞めて、養成課程にすすむことも
視野にいれていました。
人生の時間をあたら費やすのは、本当に正しいのか再検討する意味からも、
養成課程の選択も正しいものだと思っています。

ところが、
世間の一部に「養成課程」出身者を
小馬鹿にする者がいて、
それはとても恥ずかしいことだと思います。

つまらないところにボーダーラインをひくのではなく、
各個人の能力で判断したいですね。