本日は、平成26年(2014年)2月9日日曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】

土日・祝日のテーマは「バラエティ」です。昨日に引き続き、私が新卒で入社した株式会社キーエンスの話題です。当時のキーエンスは中小企業から大企業へ飛躍する頃でありました。現代の中小企業経営者に参考になることも多いと思います。私の頭の中の記憶を綴りますが、もう四半世紀以上過ぎたので、ボンヤリした内容かもしれません。最近は何事につけ日記を書いておけばよかったと後悔する日々です(笑)

本日のお題:質問・難問「キーエンスの営業は、本当にキツイのですか?」
コンサルタント先で、私がキーエンスで営業経験があると知った方から「キーエンスの営業は、本当にキツイのでしょうか?」と尋ねられることがあります。
これには、即答が難しいのが本音です。何の基準をもって「キツイ」と判断するのか?比較する項目や、シーン設定が難しいのです。当時、体力的にきつくて退職する方はいないだろうと、前回のブログで綴りました。
入社した当時のキーエンスは、完全ではありませんが、ほぼファブレスと呼べる会社でした(製造業なのですが、工場をもたない企業。現在ではあたりまえのようなモデルですが、当時は画期的だったと思います)。
入社した配属先として、直接利益につながる新製品を開発・設計するエンジニアと、直販の営業担当者に期待が一番大きかったと思います。
このふたつは、いわゆるプロのスポーツ選手に相当すると思います。当時のキーエンスには2軍というのはありませんでした。確か本社研修の際、経営幹部から「当社に窓際という部門や職は存在しません」と聞かされたことを明確に覚えています。これは、採用された全員に最高のパフォーマンス(成果)を期待しての発言だと、個人的に受け止めています。
プロスポーツになぞらえると至って明快です。営業職について思い返せば、キーエンスに新卒入社し営業所に配属された場合、夏には全員が一軍の選手として戦うフィールドを与えられます。キーエンスでは、戦術はもちろん、ユニフォームでもスパイクでも、試合に勝つために本当に必要とされるものは、提案すれば何でもすみやかに採用されるプロチームだったと思います。また真のプロチームである為、試合に勝てるように裏方さんが一生懸命選手をサポートします。例えば練習時のグランド整備や、夜間照明の発電、遠征に際しての旅券の手配などについて選手は一切気に掛けなくていい…そんなイメージです。もちろん手厚いサポートを受ける一軍選手として、成果は高いものを要求されるのです。そういう意味で、キーエンスの営業は「キツイ」のかもしれません。
一方、残業も無く、全く成果も問われない会社に勤めはしたものの、実はいまにも倒産寸前となれば、こちらも働く側として「キツイ」ということには変わりないですね。
経営コンサルタントとして、私が見聞した会社の数々の中で、規模の大小にかかわらず、キーエンスのように営業担当者を真の一軍選手として扱う会社は少ないと思います。

追記:関連ブログのご紹介・・・定時退社できる会社でしたか?という質問については、
『営業所に赴任してから教えられるキーエンスのルール』シリーズで綴っております

勤務していた当時の、
[239]終業時間以降のタイムテーブル/【終日営業所編】>>>コチラをクリックしてください。

『元キーエンス社員の回想、通算100回』にして、学生さんむけ、社会人むけ、そして経営トップ・事業責任者むけの記事をまとめてみました(コチラをクリックしてください)。