本日は、平成26年(2014年)2月11日火曜日(建国記念日)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】

今回は、中小企業診断士試験の話題です。今回もすべて私見・個人的感想です。中小企業診断士試験の話題は、バラエティ分野として土日祝日の記述(不定期)しております。

経済学は、各テーマにつながりがあることを知る必要があります。特にミクロ経済学はその傾向が強く、途中つまずくと次に進めないということを体感されている方も多いかと思います。これは財務会計と同じですね。時間がかかる理由はそこにあります。
では、マクロ経済学はいかがでしょうか?確かに前後につながりのあるテーマもありますが、意外と一問一答で対応できるものがあります。中小企業診断士試験のマクロ経済学を学習する際、理論を詳しく追求し始めると、他科目の学習時間を削ることになります。
なかには、納得しなければすすめないという方(いい意味で「几帳面」、厳しい表現で「非効率」)もいらっしゃると思いますが、マクロ経済学に時間を投入しすぎると、残念ながら8月の1次試験本年度で、7科目1発合格は絶望的です。
さらに経済学は2次試験では、ほぼ無関係ともいえる科目です。経済学を本当に極めたければ、診断士受験より社会人対象のMBAなどをオススメいたします。正直言って、わずか1年弱の学習期間程度で、4年間経済学部で学んだ方のように、理論や本質がスラスラでるようになることは無理です
。中小企業診断士一次試験科目のマクロ経済学をマスターするには、理論はなるべく簡単に流して、本試験で対応できる一問一答による反復練習がひとつの対応策となると思います。特にGW以降の直前時期の強力な武器になるはずです。
参考例を下記に示します。なお、「何故?」と考える方は、時間のムダなのでスルーしてください。
( )内を選択する設問です。
「例1」ケインズの投資理論では、投資の限界効率が(物価指数・利子率)を(上回る・下回る)場合に投資が実行される。
「例2」政府支出【G】の財源を、国債発行によらず、増税【-T】で調達の後、その全額を政府支出【G】に賄う場合、その政府支出【G】実施でのGDP増加は(政府支出【G】と同額・政府支出【G】×2倍)となる。理由は、この政府支出の乗数が(2 ・1 ・c/1-c)となるためである。この乗数を(租税支出乗数・均衡予算乗数)という。また、この乗数は限界消費性向cが(0.5以上では差異がでる・どの値でも共通である)。
こんな中小企業診断士経済学一問一答のまとめを、書籍化してほしいというリクエストもありますが、リスクもありますので、しばらくは様子を見ます。
まもなく春がやってきます。眠くなる時期を前に、財務会計と経済学は一度は学習を完了させましょう。それでは日々努力されている受験生のみなさま、がんばりましょう。

NEW  2015_2_03追記
マクロ経済学の基礎的な内容の一部ですが
一問一答として掲載してみました。
詳しくはコチラをクリックしてください。