本日は、平成29年(2017年)4月2日日曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 元キーエンス社員、中小企業診断士の立石です】

あっという間の30年・・・

ただいま2017年4月。私がキーエンスに新卒入社したのが1987年4月。
えっ?既に30年経過したことに!・・・まさに、光陰矢の如しです。

明日4月3日(月)は、大多数の企業で、新卒の方の入社式でしょうか。
コート無しで、リクルートスタイルの服装で通勤される方も多いかもしれません。
ただ、春の4月とはいえ、朝の通勤時間は真冬並みの地域もあると思います。せめて「使い捨てのカイロ」をご利用されるなどの寒さ対策は、是非おススメしたいと思います。

前回のブログの続きです。
「くだらない業務」のために、残業を強いられることは、働く皆さまにとっては、もうコリゴリだと思います。
本日は、業務仕訳、すなわち【必要な業務】または【不必要な(くだらない)業務】だと判断する際の基準となる『客観的な項目(数値)』の計算式について語ります。
求める方法は、単純な割り算。電卓で一発解答です。

価値判断の基準となる客観的な数値=A÷B

私のキーエンス勤務時代は、以上の計算で求められた値を基準値として、業務仕訳が自動的かつ超高速で進んでいました。人の主観(好き・嫌い等)が入る余地は無く、社内で意見が衝突することもありません。不必要な(くだらない)業務が、すぐ浮き彫りになります。
現在のキーエンスでも、不必要な(くだらない)業務は存在しないはずので、予防効果があると思います。また、このロジカルな思考により、必要のない部門・部署が、新たに設立されることなど、ありえないことでしょう。
この客観的な数値を基準とする、業務仕訳の手続きについて、反対する者は皆無です。(正確には)論理的に反対することができないからです。1+1が2である、そんな普遍的なことだからです。
当時キーエンスのライバル会社であったアンリツ転職した後、口には出しませんでしたが、キーエンスの価値判断の手法を導入して事が進まないか、真剣に考えていました。
しかしながら、それは事実上無理だと早い段階で気づきました。理由は、アンリツがダメな企業という訳では決してありません。
実は、アンリツのみならず、キーエンス以外のほとんどの企業では、それこそ【論理的】に考えると、A÷Bが基準値とはなりえないのです。
いろいろ熟考した結果、キーエンス以外の企業では(企業規模は関係なく)、【必要な業務】または【不必要な(くだらない)業務】だと判断するための基準値は、求め方が異なります。
同じ割り算を使うのですが=C÷Dという計算式が妥当です。

基準となる客観的な数値(=C÷D)で、価値判断する手法を導入すると、キーエンス同様に、社内での無駄な業務が減るという成果が見込まれます、また、売上高伸長にまい進できる組織に変革できるという、思わぬ効果もあります。まさに一石二鳥なのであります。この手法の導入は、決して難しいことではありません。できるか・できないかというものではなく、「やるか・やらないか」だけのこと、それは御社次第なのであります。

このテーマで、かつて私の研修を受講された皆さまへ】:配布いたしました資料を見返しになられて、価値判断基準となる客観的な数値(=C÷D)を、いまいちど計算してください。これに関連する、売上高伸長で利益確保を目指す基本ルールを、是非とも再確認してください。

本日の記事、ノウハウの詳細は、【ロジカルなスキル・ノウハウ提供による経営力強化プログラム】の、
初回(第1回)で、お話ししています。
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