本日は、平成31年(2019年)2月7日(木)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

効率的に顧客獲得を目指す・・・
ネット全盛時代の今、メルマガもその手段のひとつ。
特に、BtoC(一般消費者むけ)では効果的ですね。
店舗販売でも通販でも、既存顧客や登録された会員限定に
クーポン、ポイントアップ、ノベルティ等々で、購買意欲を高めます。

BtoB(企業間取引)で、メルマガは効果があるでしょう?

結論から申しまして、メルマガは『有効』です。
主体は、製品やサービスのPR。
しかしながら、BtoCと同様の手法は使いにくいですね。
「資料請求頂いた方に【ノベルティをプレゼント】」というのも
効果的では無いかもしれません。
私は、ノベルティは有効なツールだとの立場にいますが
ノベルティ欲しさに、問い合わせされるというのは、
あまり考えにくいですね(有望顧客でない場合も)。
また、厳格なコンプライアンスの企業によっては、
数百円のノベルティでさえ、受取自体を拒否。
結局、肝心なお客さまからの問い合わせが、見込めないことにも・・・。

外部環境の変化:今後、BtoB(企業間取引)の分野でも、メルマガを採用する企業が、確実に増えてくるでしょう。

ご覧になるお客さまの側は、たくさんの企業からのメルマガを受信するに至ります。
他社と差別化を図るため、目立つことを狙い、単純に送信頻度を増やすと、
開封もされない、しつこい電話セールスと同じで、最悪は【迷惑】メール扱いの可能性も。
マーケティングこそ、考えて行動する必要があります。

マーケティングは【人の策(知恵)】次第。

B2B(BtoB)の企業では、なるべくお金をかけずに、
ましてや、お金をかけられない企業ならなおさら、
【知恵を出す】・・・最も重要な考え方だと思います。
私のキーエンス勤務時代。入社当初の規模は中小企業からようやく、大手企業の入口へ。
当時、重要視されたのは【知恵を出す】ことであります。

展示会でお渡しした名刺(正確にはリード)情報からでしょうか、
私も、たくさんの企業から、メルマガを頂戴しております。
その中で、送信される頻度は少ないのですが、
【効率的に、有望な引合を獲得されているだろうな】と、
実感のある企業さまがあります(調べてみれば、予想通りの業績伸長で納得)。
まず、ライバルを含めて、たくさんの企業から発信されるメルマガに
埋没しないように、工夫されています。
まさに「(よく考えておられる)洗練されたメルマガ」です。
これも、すなわち【人の策(知恵)】のなせる業です。

メルマガを発信する仕組み(フレーム)を構築する企業は、
世間にたくさんあります。
但し、上手に活用・運用できるのは、
実務のマーケティングを知る人のみだと思います
(B2B(BtoB)の分野では、非常に希少=価値の高い人財)。
この域におられる方は、
過去のメルマガ黎明期に効果のあった、送信頻度を増やすという手段は、
まず採用しないはずです(環境変化への対応)。
そんな、実務のマーケティングに長けた方が、社内におひとりいれば、
営業担当者100人以上のパワーが、あるのではないでしょうか?

なお、メルマガという最新の手法にも、
実務のマーケティングについての、
コアとなる基本知識(スキル・ノウハウ)が活きます
知っているのと、知らないのでは大違いです)。
これは、私が30年前に学んだ当時と変わりません
(一例の記事は、>>>コチラをクリックしてください)。
もちろん、この実務のマーケティングの基本(教育)も、
経営コンサルタント(中小企業診断士)としての、私の業務です。

以上のような【人の策(知恵)】は、展示会出展でも重要です。
展示会で【天運】や【地の利】に恵まれない大多数の企業が勝つには
【人の策(知恵)】次第なのです。
次回は、そのあたりを。