本日は、平成31年(2019年)4月2日火曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

文系卒で、キーエンスに新卒入社した場合、
大半の方は営業部門配属になると思います(花形の職です)。
その理由、キーエンスは製造業でありますが、ファブレスであることと、
創業者の方針で、営業部門に所属する社員に活躍が期待されているからです。

新人営業担当者は、GW明けの5月に営業所勤務スタート。
スキルの修得については、営業所の先輩方からの直接指導で、
まず困ることは無いと思います。

私が、採用された年あたりから形成されたと思いますが、
新卒入社の方は、1年経過した来年5月には、営業所に赴任して来る後輩を、
きちんと指導できるレベルに達します。

しかも現在は、さらに高いレベルの学生さんからの応募殺到があるようですので、
キーエンスは、短期間で戦力となる『素養の高い人』を確実に
獲得できているはずです。
よって、営業部門に配属される方は、いわゆる<選ばれし人>なので
何も不安に思うことは無いと思います。
ただ、1年で先輩方と同じ土俵に立つには、必要なことがあります。
簡単に言えば、
そう『フツーにやっていれば良い』。ただそれだけのことです。

『フツーにやる』とは?
まず実践(実行)すること

スキル・ノウハウは、先輩方の指導通りの内容が妥当です。

但し、スキル・ノウハウを知っても、
営業であれ他の業務であれ、自身のレベルを上げるには、
実際の実践(実行)が必要です。

例えば、お客さまとの折衝にしても、
先輩から指導を受けた内容を、実践(実行)して、
初めて自分なりに体得できるからです。
声の大きい迫力のある先輩から指導を受けた場合、そのまま実行できる方と、
それは無理なので、自分なりにアレンジして同じゴールにたどり着く
・・・自身でそういう微調整もしながら、レべルが上がっていくのです。

成果のバラツキ、その差の要因は実践(実行)の有・無

高い利益を獲得しているキーエンス。
他社がそれを真似しようとして、仮に全てのスキル・ノウハウを得られたとしても
実践(実行)が無いと、追いつくどころか近づくことすらできません。
それは、私のコンサルティング活動の場で、実証されています。

私は、講師として時折、営業担当者宛ての集合研修を実施しています。
各社の営業担当者に、ライバルに勝ち抜くスキル・ノウハウの提供を行っています
(ただし、その内容は『誰でも実践できるレベル』にまでに、単純化しています)。

この際、包み隠さず申し上げますが、後の成果にもバラツキがあります。
その差は、私がキーエンス時代に教育された
まず『そのまま実践(実行)する』か『否か』であります。

研修を実施しても、いろんな理由で(正確には、言い訳・できない理由をつけて
実践(実行)されない場合があります。

一方、4月に入社された新人の方が、その秋に私の研修を受けて
ほどなく(数か月で)トップセールスに成長するという事例も、多々あります。

急成長される方(特にお若い方)に、共通しているのは(苦悩)、
ライバル会社に負けないよう、たくさんのお客さまにアプローチや
提案活動しているのに、毎回失注する。
会社で、きちんと(体系的に・論理的に)教育してくれる先輩がいない。
成長が見込めず、退職しようと思っていた(相当に追いつめられた環境)・・・キーエンス以上にプレッシャーのある職場ですね。

成長のキッカケは、キーエンスの新人営業担当者と同じです。
(先入観なく・疑わず)、まずは言われたとおりに実践(実行)してみる』が始まりです。
(もちろん、『フツーにやる』内容は、誰もが簡単にできることに心がけています)。

教えられたことを実行しない者への教育は『知恵ある怠け者』を作るだけ

(もし存在すれば、即糾弾されますから)キーエンスでは絶対ありえませんが、
以下のような新人営業担当者を放置している企業は、
まず業績伸長を見込めないですね。
(非常に残念なのですが、高い学歴やら高い偏差値の一群でも、
出現することがあります)。
その一例として、
トップセールスを目指しています。トップセールスになります。
売れるノウハウ教えてください』と
先輩に、しつこく喰らいついてくるものの、その教えを全く実行せず
ただ営業所で、ボーっとしている新人。
・・・いわゆる『知恵ある怠け者』です

知恵ある怠け者は、自ら動く・働くことを回避(汗など流さない)、
直接成果を出さない、口先だけの予備軍でもあります。
いずれ、会社にとってのお荷物(足手まとい)になるのは、目にみえています。
ちなみに、万一こういう類の人物が、仮にキーエンスに潜り込めたとしても、
すぐ露見してしまいます。
もちろん、【ほどなく(即時に)】・【自動的に】・【自らの意思(本人納得のうえ)】で、
会社を去ることになります。