本日は、令和元年(2019年)10月10日(木)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

久々の【デジタルマーケティング】の話題です
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超大型ともいえる台風が接近しています。
要注意ですね。
注意という用語に関連して
本日は、デジタルマーケティング時代の
セキュリティについて、綴ります。

増えるMA(マーケティングオートメーション)のご相談

最近は、B2B・製造業・訪問セールスビジネスを展開される企業から、
MA(マーケティングオートメーション)に関連する、
ご相談が増えてきています。

主に、現有商品を効率的に販売するための仕組み
(詳細に、どういったサービスの内容が必要で、
自社でうまく使いこなせるのか、
抜けているものは無いか、オーバースペックでは無いか)に関する内容で、
【第三者】としての助言を求められます。

多額な費用をかけて導入したが、使えませんでしたは最悪です。
中立的な【第三者】の意見を求められるというのは、
非常に堅実で賢明なことだと思います。

効率的な手法で、成果を得るマーケティング手法のベースは、
30年前から現在まで変わりません。
運用方法(手段)が、デジタル機器や付随するサービスに変わっただけです。

正直言って私は、プログラムの構築などはできませんが
直販営業・マーケティング業務双方での実務経験を買われて
ご依頼が寄せられているのであります。
新卒で入社したキーエンスと、
転職したライバル会社のアンリツ勤務時代に培われたマーケティング手法
(当時は、同業者が知り得ない秘訣であったと思います)。
同じ手法のごく一部が、21世紀の現在になって、
ようやく世間一般に、普及し始めたという印象です。

そして、もう1つのご相談がセキュリティ(ズバリ個人情報流出関連)の話題です。

コンプライアンス/お客さまの個人情報の取扱い

個人情報の流出は、絶対にあってはならない・・・
デジタルマーケティング時代となった現在も
従前同様にお客さまの個人情報を、いかに大切に
取り扱えることができるかが、ポイントになっていますね。

現在は、さまざまなMA(マーケティングオートメーション)の手法があり
導入が進んでいるようですが、一層の普及を加速させない理由のひとつが、
セキュリティに関することに、どうも間違いなさそうです。

特に、MAのベースになるクラウドサービスの利用そのものに、
すこぶる敏感(神経質)な企業が、少なくありません。
コンプライアンス遵守の姿勢からでしょうか、
法務や総務部門等から、営業・マーケティング部門へ
大切なお客さまの個人情報(特に名刺情報)を、
(まさか)クラウドで管理するなんていう、無謀なことを、
実施していないでしょうね』と、くぎを刺されるシーンも多々あるようです。
これでは、クラウドサービスとセットとなる、MAの検討すら
禁止されているのと同じです。

ストップをかける、社内のご意見番の方の主張は、
『確かにクラウドサービスを提供する側も、サイバー攻撃に対して、
万全のセキュリティ対策を講じているはずだが、それは【矛】と【盾】のお話。
突き詰めて考えると、【大手への実績多々】という売り込み文句も、
将来のセキュリティを100%保証しているわけでは無い(それは無理)』。
このご主張を論破するのは難しいですね。

そんな時代に、売上伸長の為に、どのようにMAを導入して活用するのか?

対処のひとつは、サイバー攻撃を受けた際に、流出する情報項目を最小限にとどめるという手法もあるでしょう。

また、セキュリティがネックになって、一歩も進めない企業に対して、
時に私は、クラウドサービスと、自社のサーバーも使わない(サイバー攻撃が全く通じない)マーケティングのフレームを提案する場合があります。
意外なことに、B2B・製造業の分野、
特に中小企業や、大手の新規事業部門で採用される場合が多く、
実際に活動の成果(受注確度の高い引合を獲得する)も得られています。