本日は、令和元年(2019年)11月9日(土)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

私は、思想的に【ほぼ真ん中】だと思いますが・・・

世間には、いろんな考えの方がいて、
相対的な見方で、
左側にいる方からは【右寄り】とみられ、
右側の方からは【左寄り】と解されます。

よって、【歴史・政治・経済など】の記事内容については、
どうぞご容赦頂くか
記事自体をスルーしてくださいませ。

私が中学生だった1970年代半ば、
戦後30年を経過した頃です。

教員の方の中には、太平洋戦争で身近な親戚を無くした方もいらっしゃって、
痛切な【反戦平和の願い】を、お持ちだった方も多かったと思います
(【反戦平和の願い】について、私は当時も現在も同感であり、共鳴できます)。

ただ、当時の反戦平和が、『反体制(現政権への批判)』『資本家と労働者の対立』の
思想に結びつく時代でもありました。
現在では考えられないですが、当時、大幅な議席を獲得した政権第二党が、
いわゆる革新政党でしたから。

そんな時代背景からか。授業では社会科以外の科目でも、直接的ではありませんが、戦時中の日本とナチスドイツの蛮行とを(いま思えば無理やり)結びつけたり、
どうも共産主義(ソ連あたり)を、礼賛している雰囲気があって、
何か違和感を覚えた記憶があります。

ただ、それは仕方がなかったことだと思います。
というのも、当該の先生方は、学生運動全盛時に大学生活を経験されています。
本当のところは、事実と異なることを叩き込まれた、被害者だったかもしれません。

その後1980年代に、ソビエト脅威論が日本を席巻しました。
脅威どころか、経済破綻をベースにソ連は崩壊。
決して理想の国ではなかったのです。
本日は、実はウソだったのか?というソ連観を示します。

×【計画経済】昭和の大恐慌も乗り切った経済のお手本

[ウソ]
戦前の大不況を、五か年計画で乗り切ったのは事実のようですが。
後に裏が判明します。

繁栄の要因は悲惨です。

住民から作物を収奪、輸出しての外貨獲得(ウクライナで行った【ホロドモール】等)。
そして、多数の国民を犯罪者(国家に対する反逆・反体制)に仕立て上げ、
酷使したこと。
事実上、賃金ゼロの強制労働です。

体制批判を公言する者はもちろん、密告奨励で逮捕者続出。
無実であっても、拷問で自白させ略式裁判で刑罰を科す。
処刑を免れても
囚人労働者としてシベリア建設を含め、
さまざまな建設に従事させるという恐怖政治。

次々に「囚人」が送られてくるので
労働者供給に困らない。ゆえに過酷な強制労働が常態化。
ついには、平均寿命3週間というコルィマ金山まで
存在することになります。

農作物を収奪・賃金ゼロなら、
そりゃ経済は伸びてあたりまえです。

×豊かな国

[ウソ]
実際は、市場競争原理が機能しなかった国。
働いても、働かなくても報酬は同じ。
・・・よって誰も働かない
工場労働者は、昼間からウォッカ(高アルコールのお酒)を浴びる。
農場(集団化されたソフホーズ・コルホーズ)では
種をまいてから収穫までの間、真面目に農地を管理しようとない。

農業破綻の一例。
私有財産を認めないのが共産主義。
土地は全て国のものです。
それでも、ソ連では農地全体の1%は、私有地であったとのこと。
ところが、実際の収穫高というと
わずか1%の私有地全体で、国全体の9割以上を占めていたと
(ゆえに、他の99%の土地は荒れ放題だったでしょうね)。
度重なる穀物の不作・・・気候変動でなく体制に問題があったのです。

×平等の国

[ウソ]
ソ連の国旗。
船のイカリのようなマークと勘違いしますが
描かれているのは
カマ(農民)とハンマー(労働者)。
全国民が平等の国のイメージです。

ところが、いるばすの無い特権階級【ノーメンクラトゥーラ】の存在が判明します。
1980年代の経済危機。
それでも、特権階級(共産党の幹部等)だけが出入りできる
お店あり(一般の国民は入店禁止)。
国民が物資不足であえぐなか、どんなものでも手に入る。
また、別荘を所有できたり、年金が優遇されたりの特権もあり。
とても平等とはいえませんね。
普通選挙が無い以上、変えようがない腐敗。
もちろん、不満をいえば秘密警察に逮捕され、その後は行方不明に・・・。

×平和の国

[ウソ]
第二次大戦で、ナチスドイツから攻められた防衛戦争をして以来
戦争を放棄した平和の国(戦後の東欧諸国への侵攻は、
求めがあったので戦争とは言わないとか・・・???)。
ところが、私が高校生の時に起きた
ソ連のアフガニスタン侵攻・・・あれっ全然違うやん(笑)

人類の教訓:ソ連の崩壊 (共産主義では豊かになれない)

1991年にソビエトは崩壊します。
共産主義で、人類は自由で豊かになれないということを証明されました

それでは、資本主義が万能かというと、そうは言いきれません。
ただ、民主主義制度(普通選挙等)と同じで、
欠陥があるかもしれませんが、資本主義に代わる良策が見いだせないのです。

獰猛な資本主義からの修正・福祉政策導入へ

産業革命直後の、資本家による労働者搾取は問題でありました。
ところが、近年の資本主義・民主国家では、
累進課税で貧富格差を是正したり、
年金・医療等の社会主義的政策のいいところを導入しています。
つまり、資本主義の矛盾に対して、解消に努めている事実があるのです。