本日は、令和4年(2022年)11月11日(金)
【マーケティング&セールス/B2B(BtoB:企業間取引)
製造業(卸売業)専門の経営コンサルタント(中小企業診断士)、
元キーエンス(→アンリツ)社員の立石です】

本日の記事は、30年程前、急成長を開始したキーエンスに関する初公開ネタにいたします。
採用が中途採用から、新卒者へシフトする過渡期の回想です。

キーエンスの入社試験に際して、いま現在は、東京大学を含めて全国の超難関大学の就活生も、
多数応募に押し寄せると聞いています。
もちろん、入社後の人事評価に際しては、黎明期から入社前のキャリアは不問。
学閥もありません。まさに実力主義が貫徹しています。
但し、私が入社した当時は、超難関大学新卒獲得の【秘密作戦】があったようです。

例外なき【OB訪問お断り】【接待禁止】【日中は営業活動に集中】の原則より
優先順位が高い秘策

同期の超難関私立大学出身者に、数年前に聞いた事実です。

30年程前の当時、前触れもなく人事担当者から、内密とされる電話。
『同じ大学の方数名から、OB訪問の問い合わせが来ていますので、対応して欲しい』と。
続いて『場所は事前にセットしておきますので、お昼に時間をとって頂きたい』と。
秘密作戦ですが、営業所長にも通知済みとのことで、お昼に抜け出して
同じ大学の後輩にあたる学生さん数名とランチ。
驚いたことに、豪華な料理でアルコール付き・・・会社の同席者無しで
数時間、学生さんたちと面談。

創業者の意向に間違いなし

当時、誰の意向か追求もしなかったが、
こんな例外事項、人事担当者の策とは考えられない。
事実を知らされた私は、
明らかに、滝崎さん(創業者)の考えだな
同期と意見が一致しました。

失礼な言い回しになりますが、当時、匿名希望大学卒ブラック企業経験の中途採用者でも
会社が回るはずの、キーエンス。
創業者が、当時難関大学出身者を求めた理由は、次回に私見として綴ります。