本日は、平成25年(2013年)5月25日土曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】

【土曜日】は教養ネタです。
中小企業診断士試験の話題です。

今回もすべて私見・個人的感想です。

初学者で来年受験予定の方は、
「合格のレベルを知る」参考にしてください。
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今年の8月受験予定の方へ

本日の記事は、苦しいながらも【財務・会計】の全範囲を
しっかり学習した方、
つまり努力された方むけ限定の内容です。

【財務・会計】の学習進捗が思わしくない方は、
以下をお読みにならないほうが賢明です。
確実にヤル気が失せてしまいます。

私は、コンサルタント業務の「付随」として
中小企業診断士試験対策・企業訪問サポートサービスも
実施しております。

受験指導の予備校のように
万人に等しく接するといった聖人君子のような
やさしいスタンスを持ち合わせていません。

そのため、予備校講師が絶対に口に出さない
厳しい本音を出します。
…むしろ歓迎されている場合が多いので
このスタンスを変える予定はありません。

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それでは本題。
現時点で絶対必要な
【財務・会計】のレベルについての目安です。

中小企業診断協会のホームページで公開されている
中小企業診断士試験問題を参照してください。

昨年の【平成24年度 第1次試験問題の問13】
営業キャッシュフローを求める問題です。
2次試験も視野にいれた場合、基礎的かつ良問だと思います。

解答を導きだすには、
以前のブログ(→ 記事はコチラ)で書いた
「手順を覚える」ことの重要性に
お気づきだと思います。

合格レベルの方は、今回紹介した類の
基礎的な問題は、確実に得点します。
そして合格者は難問を相手にしません
(誰も得点できないからです)。

5月の段階で、
今回の基礎的な問題の正解がだせない…、
(計算ミスを除き)さっぱりわからない…場合。
もちろん私見ですが、
ストレート合格は、ほぼ絶望的です。

運良く1次試験を合格できても
2次試験の事例4(財務会計)の相対評価で
確実に差をつけられるからです。

そして、1次試験まで残り3ヶ月、
ただいまの5月から【財務会計】の基礎学習を
開始するのも「無駄な努力」です。
他の暗記科目に手が回らなくなるからです。

「無駄な努力」は、どういう解釈をしても「無駄」であり、
何の意味もありません。
次年度以降に仕切り直して学習を延期…
今夏はバカンスにいそしんだ方が
精神衛生上よろしいかと思います。

初学者で来年受験を決意されている方は、
この問題を得点できることを、
合格最低限レベルの
ひとつとして目標にしてください。

そしてGW明け以降は、
財務会計の学習時間を減らし、
記憶がメインの科目に注力するのが
7科目受験・1次試験合格の秘訣です。

特に本試験最終日ラストの
【中小企業経営・中小企業政策】。
つめこめば何とかなるこの科目に
時間をまわすことができるか否かも
合格を左右する要因になります。

来年受験を決意されている初学者の方は
【財務・会計】の重要性を
早期に認識してください。

本日からエールを変えます。
『日々努力されている受験生のみなさま』
がんばりましよう。