本日は、平成25年(2013年)6月16日日曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】

日曜日のブログは平日のビジネス話題と異なり、どうでもいいような、つれづれです。梅雨時になれば、思い出します。「猫の恩返し」て信じますか?以下はわたしが体験した実話です。
犬や猫は苦手でも無いですが、飼いたいと思うほど好きでも無いです。ましてや、野良犬や野良猫にえさをあげようと思ったことなど、ただの一度もありませんでした。その時までは・・・
1988年6月。梅雨いり直後の大雨。帰宅したら子猫3匹をつれた母ネコが、あわててアパートの壁際に隠れました。こちらを見つめています。6月といっても冷たい雨。手のひらに乗るような、子猫がふるえているのが見えました。ふと、かわいそうだな・・・と。
冷蔵庫をあけると、牛乳少々。子ネコに牛乳を与えていいものか知識が全くありません。でも放っておくと、命が消えてしまうのでは?・・・キャンプで使う浅めのお皿にいれて玄関におきました。傘をさして、遠くに離れて見守りました。
まずお母さんが、ゆっくりお皿の近くに。周囲をキョロキョロ警戒しながら、ミルクをひとなめ・・・うしろを振り返り、声で合図したのでしょうか。子ネコたち3匹が一斉に走り出し、お皿のミルクに。お母さんは子供が飲んでいる間、ずっと警戒して周囲を見回しています。自分は、時々しかお皿をなめません。「大事な子供優先、人間と同じだ」
コンビニに行って、牛乳とおかあさん用に深めの紙皿を買いました。20分程度で戻ったら、お皿はからっぽ。また離れて親子4匹がこちらをみています。警戒して近づくことはありません。玄関にミルクいりの紙皿2枚をおいて家に入りました。
ほどなく、ガサガサとあさっている音が聞こえました。
翌朝、紙のお皿が、ひっくりかえっていました。夜、帰宅するとまた壁の向こうから親子4匹がこちらをみています。近づきません。昨夜と同じように、お皿にミルクを入れて、翌朝空っぽの日が続きました。だんだん慣れてきて帰宅した際、近くを走りまわり嬉しい様子。時が経過するとともに、お皿に牛乳をいれている際に足元に寄ってきて・・・。「意外とかわいいもんだ」。ネコ好きの人に話したら「きっと、いいことあるよ」と。そしてこの4匹から直後~10数年かけて4回「恩返し」を受けます。実際、「恩返し」としか考えられないことばかりです。詳しくは次回。

2014_3_15追記 期間があいてしまいましたが、4回の「恩返し」リンク情報を適宜記載していきます。
1回目の「恩返し」はコチラ (文末に少々記している程度です)

2014_5_10追記 初めて遭遇した際、親子が隠れた場所の写真はコチラ