本日は、平成30年(2018年)7月20日(金)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

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前回まで、皆さまが勤める会社で同様の高収入を得られるには?を
綴っておりました。
最も重要な、会社(経営トップの方針)が変革しない場合、
では、どのように?が本日の話題です。

前回は退職せずに、会社にとどまって年収を上げる手段を記しました。
正直、ヘンテコな記事だったかもしれません。
私個人としては、お気に入りではありません
(このブログの読者の方の大半の方が、私と同じ考えだと思います)。

今回は一転。相当なリスクがありますが、
『退職して新天地で年収を増やす』
そんな類です。
もちろん【腕次第】の話題です。
よく「たいした実力の無い者が、転職や独立をしても収入は上がらない」と言われます。
それは、受け入れる側が要求する、
引く手あまたのレベルに達していないのも要因のひとつです。

以下の記事は、
私のコンサルタントの専門分野である
B2B(BtoB:企業間取引)の製造業・訪問営業ビジネスにおいて、
価値のあると人財(人材)となるための手法を、あくまで私見として綴ります。

先任の【賢者】と交流して、自身も【賢者】になる

ここでいう【賢者】とは、考えて行動するひと、考えて成果を出す人です。
日々の業務で、「問題点を抽出して解決、課題を見つけて達成できる人」でもあります。
その視点・手法を学びとることができれば、後の人生(転職・独立を含む)に
必ず役に立ちます。

ズバリ、私の経験で語りますが、
【賢者】、すなわち
「問題点を抽出して解決、課題を見つけて達成できる人」になるためには、
学歴・偏差値・地位・職歴等は重要ではありません(もしかしたら、
営業の仕事と同様に、全く無関係かもしれません)。

但し、【賢者】になれるチャンスがあっても、チャンスを活かさない人がいます。
こればかりは、どうにもならないのですが、
その差は、心がけの有無です。
【賢者】になるには、
『自らが参加して業績を良くしたいという意識、高いモラール(士気)』が必要です。
この意識がある方のみが、【賢者】になれると思います。

【賢者】になる絶好の機会

先任の【賢者】と交流の好機は、
定例会議のほか、休憩時間や宴席のシーンも多々あるかと。

【賢者】=「問題点を抽出して解決、課題を見つけて達成できる人」は、
業績向上にむけて、強制や指示がなくても(自主的に)
たくさんのテーマを、見つけ出しています。

たとえば、あるひとつのテーマについて、5項目全部揃った時点で、
そのテーマが解決・達成するとします。
先任の【賢者】は、いくつかの項目は把握済みであっても、
残りの項目にたどり着けない場合、
メンバー全員に問いかけ、意見を求めます。

対する、同席しているメンバーの中で、
同じテーマの重要性に気付いているひとがいます。
突如、そのテーマをだされても、持ち合わせている知見が
即公開されて、残りの必要な項目が減ります
(勿論、この方も先任の【賢者】です)。

そして、残りの項目(1項目程度でしょうか)を
メンバーそれぞれで調査・検討しましょう・・・に至ります。
実は、このシーンこそが、
そこにいるメンバー全員が参加できる(先任の【賢者】と交流して学ぶ機会を得る)
チャンスなのでもあります。
その後の、調査・検討に参加できるかがポイントです。
昔の人はよく言ったもので、【朱に交われば赤くなる】です。

なお、先任の【賢者】にとっては、真剣に参加する人のみが仲間なのです
とても冷徹なのですが、裏を返せば、関心の無いメンバーには
同じく無関心なのであります(「ダメな人は、そのまま放置」です)。

ここで、せっかくの好機に遭遇した場合の、
心がけをアドバイスします。

前述の考えているもの(先任の賢者)同士の会話のシーン。
通常、この時の会話時間は、とても短く(せいぜい数分以内)ですが、
話される内容は、要点をついていて深いものがあります。
そこで、必要なのは、
先任の【賢者】の言葉を、ひとことも聞き漏らすまいと姿勢(例えばメモを取る)
わからないこと(用語等)があれば、積極的に質問する
(質問は、特に新入社員には許される特権でもあります)。

結果、
先任の【賢者】から
・なぜ そのテーマが抽出されたのか?
・何に、注目しているのか?
・どのような手順や手法が、問題点の改善・課題達成につながるのか?
・うまくいかなかったら、次にどの手を打つか?等の視点・手順・手法等を
調査・検討に協力しながら、直に学びとるのです。
まずは、参加して形から入ることからがスタートなのです。

学びとる内容は、口伝伝承の類です。
きっと、市販の書籍などでは入手できないノウハウです。
この稀有なノウハウを備えている人こそが、
人財(人材)としての、市場価値が高い方だと思います。