本日は、平成31年(2019年)4月9日(火)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

同じく、30年以上前の記憶です。
キーエンスに新卒入社した直後の4月研修。
『経費削減』についても、指導がありました。
まず、接待交際費はゼロ(>>>詳細はコチラ)。
一方で、必要な経費は使う
(例えば通信費、>>>過去に綴りました)。

本日のテーマは、その経費削減に関連して、消耗品の話題。
事務に使う『ボールペン』と『伝言メモ』についてです。
経費削減の観点で、それぞれが相反しているようですが、
実は合理的な裏付けのある(まさにキーエンスらしい)話題です。

事務用のボールペン

業務に必要なものですから、新入社員ひとりずつに支給されました。
当然、いずれはインクが減って使えなくなります。
その場合、使い切った芯を会社に提出して、新しい芯の支給を受けます。
(本体は、廃棄せずそのまま使い続けるルール)。
当時から、高利益の会社でありましたが、エライ倹約ですよね。
そう、無駄遣いをしない会社なのです。
(ただいま現在は、同様の芯の交換システムを採用している企業は、
相当増えていると思いますが、当時は珍しかったと思います)。

本体は再支給されないの?

ボールペン本体は、壊れる前に(特に物持ちが悪い方だと)、
だいたいが、紛失するに至ります。
紛失の場合、申請して再度支給を受けた社員を、
当時聞いたことがありません(本当)。
理由は、営業所だと営業所長に、直接申請しなければならなかったからです。
・・・紛失の場合、有給休暇取得申請と同様に面倒な手続きが必要(笑)。

結局、紛失の場合は、自費でマイボールペン購入に至ります。
私の場合は、書き味にこだわっていて、他のボールペンを購入利用していました。
(社会人経験の参考で、紛失は筆入れを持っていれば、ほぼ防止できます)。

伝言メモ

担当者が外出中、電話を受けた者が、伝言メモを残す
・・・特に営業部門では、重要ですね。
キーエンスの伝言メモは、1枚綴りタイプ。
(完了したものを即時裁断処分できる点からも、メモタイプは便利です)。

伝言メモの内製?絶対にありえない!

総務の責任者からのお話しで、
「伝言メモは、決まった共通フォーマット(デザイン・サイズ)を、
一括発注して利用している」と。
さらに
「世間一般の企業では、
経費削減の観点からか、事務の社員が、
コピーの裏紙を利用して、伝言メモを製作するという作業があるようですが、
キーエンスでは絶対にありえない」と。

あれ『?』と思われませんか?
伝言メモを外部に発注すると、お金(経費)がかかります。

核心となる、そのこたえは勤務経験ある人のみが知っています。
『本当にキーエンスを知っている』とは、
以上の理由を熟知している方です。
これも、高い利益を獲得するルールのひとつですから、
キーエンス創業者の、ブレの無い方針は
やはり秀逸なのであります。

皆さまの会社で、是非ご採用頂きたい思考でもあります。