本日は、平成25年(2013年)2月2日土曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】

【土曜日】は教養ネタです。

先週に引き続き中小企業診断士試験、一次試験の話題です。今週も、すべて私見・個人的感想です

【経済・経済政策】と【財務・会計】を学ぶ上で、重要なのことは 【暗記すること】だと思います。これらの科目は 数学のようなイメージですが、 「理解できればいい科目」とするのは 大間違いです。 問題をとく応用力が問われますが 基本は手順の暗記です。

この2科目が苦手な方のパターン一例。
講義受講時点では「なるほど・・・」と納得。 ところが帰宅後、同じ問題を解くと 「(あれ?)さっぱりわからない・・・」と ウンザリ。「ウンザリ→後回し」が何度が繰り返され、 →5月まで放置・・・ この時点で一次本試験7科目の 合格が絶望的に…

では、何故マスターできないのか・・・?【料理番組の視聴】に例えるとわかりやすいかもしれません。ご自宅でくつろぎながら ボンヤリと料理番組を 見ていることを想定してください。画面の向こうの調理、 すべて簡単そうに見えます。では、番組終了後に 材料と調味料を目の前に揃えられて、 突然「同じのを作ってください」とされたら いかがでしょうか?よほどの料理好きの方でない限り 完成は難しいと思います。

できない理由は「手順を覚えていないからです」。 この2科目も同じです、この2科目の対策は、 ひたすら手順を暗記することだと思います。 問題を見て、 わからなければ即時に解説を見る。 そして自分なりに解法の手順を ノートにまとめることです。記録は、手書き(落書き)で十分。 PCにまとめる、ていねいに清書するといった 几帳面な方は要注意。 貴重な勉強時間のロスになります。

そして、 通勤途中等の 空き時間を使って、 まとめを都度確認しながら、 その手順を暗記するのが得策です。また、記録はノートより、
ルーズリーフの利用がよろしいかと思います。まずは、浅く広くを学習。 さらに最初から繰り返していく勉強法では、 同じカテゴリーに「割り込んで増やせる」ので ルーズリーフは便利なのです。

本日は【財務・会計】のまとめのヒント
真っ先につまづく? CVP分析・損益分岐点云々。いろいろな解説を見て混乱されている方へ…
固定費、限界利益で云々、1-α云々…

こういう場合、私の受験時代の 記録(落書き)には、 S = VC+FC +P この基本式で解決する。
売上高 = 変動費+ 固定費+ 営業利益、 あとは代入して求めるだけ…

なおVC =α × S
変動費率×売上高でもよい。限界利益は、FC +P
基本式の変形から
∴限界利益=S- VC(αS)でも表現できる。

ゴールデンウィーク前後の、 2巡目学習の際、追記されたのが

個別固定費
貢献利益

共通固定費
営業利益

安全余裕率等は式より
グラフで覚える…等々。

「急がばまわれ」でしようか。 やはり、コツコツですね。難しいのではなく、 単に時間がかかるだけです。今からでも遅くありません。 急いで3月頭までに 【財務・会計】は 一巡させましよう。そして【経済学・経済政策】も 、せめてミクロ経済学の部分は、 あわせてトライいたしましょう。

繰返しますが、 頭がスッキリしている 寒い時期は 貴重です。夏より勉強効率が 2倍または3倍以上かもしれません。チャンスです。受験生のみなさま、 がんばりましょう。