本日は、平成25年(2013年)3月28日木曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】

今回は、コストダウンの視点を
カタログ標準品の調達にむけてみます。

その前に、
前々回ブログ(資材調達 基本方針①)の内容から…

機械加工の部品(切削、板金)等を
小口数量で加工業者さんに依頼する場合、
競争環境が厳しい昨今、
ほとんどの場合「適正な価格」で
提示されているはずです。

また、発注数量増加にともない
単価が安くなる(逓減)提示がある場合、
零細企業も多い当業界で、
さらなるコストダウンの要請は
無理どころか「無茶」な場合もあります。

……………………………………………………
ここからが本日の本題。

本当にコストダウンが必要ならば
別の調達先に協力をお願いしてみましょう。
たとえば、
大手で高業績の会社に
協力を要請するのは当然です。

特に、
カタログ標準品(量産品)で
セットされた完成品。

ところがこの分野は
資材購買部門の方が、
購入価格で頭を痛める場面が
あるようです。

例えば
・数量をまとめて一括発注しているのに…
・同一商品を定期的に継続発注しているのに・・・
・支払条件は好条件なはずなのに…
・他社同等品と比較購買しているはずなのに・・・
ほとんど成果が無い。

比較購買は一般的には有効ではありますが、
それでも「コストダウンにご協力頂けない」とすれば、
おそらく
※共通した「戦術ミス」をされています。

戦術ミスの結果、
以後、発注数量や頻度を増やしても
残念ながら、コスト面の協力を
ほとんど得られないという点を
早期に認識する必要があります。

もちろん、軌道修正は可能です。

最後になりましたが
<お尋ねする内容>
みなさまへ

上記のように、比較購買しても
「コストダウンにご協力頂けない」の原因となる
※共通した「戦術ミス」に
お心当たりありませんか?

ヒントは、
標準品購入の手順を
外注加工品と同一にしている点です。

資材調達のベテランの方から
【調達の戦術】を継承して頂き
マスターする必要があります。

なお、
購入品のカテゴリーにもよりますが、
具体的事例を交えた
オリジナルの【購買戦術】講習も
開催可能です。

お問い合わせのフォームへどうぞ。