本日は、平成29年(2017年)6月2日金曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 元キーエンス社員、中小企業診断士の立石です】

今回はズバリ、創業まもない中小企業の経営者の皆さま、そして大手企業の新規事業部門の責任者の皆さまへ、製造業専門の経営コンサルタント(中小企業診断士)として語ります。「黎明期である皆さまの会社も、キーエンスと同じ成長ができるはずです」と。

まず、データをご覧ください(以下、データは全て有価証券報告書より)
キーエンスの業績です。

2015年度(連結)
売上高  3,793(億円)
営業利益 2,013(億円)
売上高営業利益率 53.1%
いますぐ真似ることは、困難(おそらく無理)ですね。

しかしながら、黎明期の経営指標は・・・

30年前にタイムスリップ/お手本としたい中小企業時代のキーエンス


キーエンスを退職してから、当時ライバル商品で先行していたアンリツに入社。以降は、同じ商品群でキーエンスと受注競争する立場になりました。そのため、継続的にキーエンスをアレコレと研究していました。
アンリツ勤務時代の平日。有給休暇を取得した際、有価証券報告書の閲覧ができる場所に、時々足を運んでいました。その当時の私的なノート『キーエンスの研究』が本棚より出てきました。
処分の前にデータ化したのが上記のグラフです。社名をリード電機からキーエンスに変更したのが1986年。上場(大証2部上場)が翌年の1987年(株式公開に先立って、直近3年間の業績も公開されていました)。私が入社した1987年度に100億円突破・・・。

遡ってみれば

1984年度の売上高は50億未満、更に数年逆算していくと、皆さまの会社の業績とリンクするのではないでしょうか?そうです、そこを起点にしてキーエンスと同じ成長を目指すのであります。

あえて単純化すると、

経営トップの確固たる信念・ブレの無い方針とルール

成長を実現させるスキルとノウハウを活用

必要なのは、それだけです。よくよく考えれば、創業者一代で実現しているのですから、同じ人間である皆さまも、可能なはずなのです。

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