本日は、平成30年(2018年)12月16日(日)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

『B2B(BtoB)・訪問営業担当者のための総合レベルアップ塾
(仮称:【ロジカル塾】)』開塾を考えています

営業力のみならず、マーケティング、財務等の分野で論理的な視点も備えた、
希少価値のある営業担当者の育成が目的です。
もちろん、精神論とか根性論とは無縁、ロジカル(論理的)な内容に徹します。
開塾を考えるに至った経緯、カリキュラム、募集、
ルール(正直言って厳しいと思います)等について、
本日より当ブログで、綴ってまいります。
よろしければ、おつきあいください。

AI(人工知能)とロボット進化の過渡期、実は働く人にとって厳しい時代へ?

空想の世界も
科学の進歩のおかげで
本当に実現してしまう・・・
そんな現実がありました。

私の両親の世代。
子供時代の紙芝居に、[月に行く]お題があったそうです。
子供心でも、そんなの無理でしょう・・・と思っていたそうですが、
それが、1969年に実現します。
有人飛行のアポロ11号が月面着陸。
(私は運よく、翌年の大阪万博で展示された
【月の石】を実際に見ました:確かアメリカ合衆国館)。

そして、その私が子供の頃。
夢中になった1967年の特撮。
登場する隊員が持つ、腕時計型でカラーの動画が映し出される無線機器・・・
21世紀のいま現在では、可能な技術ですね。

今後の夢のひとつに、ロボット社会もあります。
AI(人工知能)の進化も著しく、
50年後の人類は、労働が無くなる時代かもしれません。
資源採掘~製品出荷、食糧生産等
人間に代わって全てロボットが担う・・・。

付随して、国家間の紛争の一因である資源争奪も
解決するやもの期待もあります。
例えば、石油の寿命は、いつも40年とされていますが、
根拠となる油田の埋蔵量は、深い地層からしみでている分程度。
ズバリ、元になる深い地層まで開発が可能になれば、
100年どころか、1万年ほど石油資源は大丈夫という学者さんもいるようです。
確かに、恐竜時代の大量の亡骸が、原油の源だったような・・・。

また、広大な砂漠も、海水を大量の真水に変え(現在ある技術)、
ロボットが、難なく真水のパイプラインを敷設して、
農地が拡大するかもしれません。

結果、ロボットがロボットを作り、生産と労働に特化する。
人類は皆平等に、住宅や自動車(無人運転)、家電機器、食糧について
無償の支給を受けるかも? ついには誰も働かない世界・・・

ただ、現在は黎明期。
仕事が、徐々にAIやロボットに代替(浸食)されていく過渡期。
戦乱の世を除いて、働く人にとっては、最も厳しい時代に
突入したのかもしれません。

ロボット:ある全国展開の外食チェーンで、ふと気づいたこと

このチェーンは、カウンター席がメインのお店です。
広さがほぼ同じ店舗では、お客さまのオーダー等対応するスタッフが1名。
厨房で調理されるスタッフが2名の構成でした。
ところが、数年前のことです。
厨房のスタッフが、常に1名だ(減員1名)ということに気づきました。
メニューの数が減るわけでもなく、それでも提供時間は変化なし。
『なぜ?』
あるとき、厨房が見える客席に座って納得です。
ライスを盛り付ける機器(これは、ロボットと言っていいでしょう)が
置かれていたのです。
スイッチひとつで、正確なごはんの量(並やら大盛り等をグラム単位)で
しかも人が盛り付けたように、ふわっとした形に仕上がる。
素早い盛り付け、とにかく作業時間が短縮されます。
厨房のスタッフが、常に1名で回すことができたのは
このロボットのおかげだと理解できました。

かつて、ごはんを盛るという業務は、初心者でこなせない
比較的高い技能の領域だったと思います。
それが、ついにロボットに代替される時代になってしまいました。

一流企業の代表格(銀行)にもAIが浸透・・・

私が、学生だった1980年代後半は「金融自由化」という用語が氾濫した時代です。
さまざまな金融商品開発の為でしょうか、理系学生の大幅採用増もありました。
当時の銀行は、確か完全週休2日でなく、勤務時間も長かったと聞いています

現在の勤務時間は、ITのおかげで大幅に短縮(改善)されたようですが、
卒業間もない1980年代後半、ある銀行に新卒で入行した学生同期の友人と
会った時のことです。
ご本人日はく「銀行は間違いなく8時間労働です。但し閉店の午後3時からの8時間労働(笑)」
→「ウチ(キーエンス)よりキツイな」と、即答したことを覚えています。
そんな平日クタクタの状態でも、銀行では30歳までに3つの資格試験(聞いたはずですが、
マイナーだったので忘れました)をクリアしないと、
どんなに成績優秀者であれ、管理職になれないとか・・・
・・・・(休日も仕事の勉強?キーエンスではありえない)。

とにかく銀行で働くには、昔も今も間違いなく、
学力・偏差値といった【頭の良さ】が求められているはずです。
ところが、そんな優秀揃いの銀行員の方の業務でさえ、
AI(人工知能)に浸食されるのは確実なようです。

この世の全ての業務が、いずれAI(人工知能)とロボットに置き換わるのは、
ほぼ確実だと思いますが、AI(人工知能)化が難しい(一番最後となる)
特殊なスキル・ノウハウを持っていることこそが、働く方にとってただいま現在を
生き残る術でありましょう。

次回は、私のコンサルティング専門分野である、
B2B(BtoB:企業間取引)製造業(または卸売業)・訪問セールスビジネスの分野で
これから先の労働環境を予想をしてみたいと思います(あくまで私見です)。
生き残れる人材、そして希少価値のある人材とは?
これが、今回の【ロジカル塾】開塾の必要性につながっています。
もちろん、営業担当者がそれに該当すると思うのですが・・・・