本日は、令和4年(2022年)8月6日(土)
【マーケティング&セールス/B2B(BtoB:企業間取引)
製造業(卸売業)専門の経営コンサルタント(中小企業診断士)、
元キーエンス(→アンリツ)社員の立石です】

吸入したガスのおかげでしょう。
手術中は深い眠りについていたようで
痛みはもちろん、どういう処置をなされたのか
全く記憶がありません。

相当な時間経過したらしいのですが、
大声で『立石さん、立石さん』と、大きく体をゆすられて
ハッと目が覚めました。
手術前にお目にかかった、漢字三文字の先生です。
『無事成功しましたよ!』で、正気に戻りました。

「あっ、●○○先生。ありがとうございます」
私の開口一番は、小声だったと思います。
ところが、最初の●以外は、お名前を間違ってしまったようです。

先生は、ネームプレートを指さしながら、訂正されます。
笑いながら『(私は)●○○です』と。
三文字とのお名前だとは記憶していましたが、失礼しましたと
お詫びしたら
『それだけしっかり覚えてられるなら、意識も正常、大丈夫ですね』と
励まされました。
このあたりから、なぜか涙が溢れてきます。

反対側に首を傾けると、麻酔して頂いた先生のお姿。
(大学病院なので)私が
『お若い学生さんに、ご見学して頂けれはよかったかもですね』
緊急手術だったので。提案を事前にしてよけば
よかったと悔みます。
でも手術前は不安で、そこまで考えられたかは自信がありません。

そして、主治医の先生のお姿を探しました。
あごをひくと、移送されるベッドに付き添って歩まれるお姿を
見つけました。

ここで、声を出しての大号泣
『先生、本当にありがとうごさいました』を
何度も繰り返しました。
仰向けに固定されているので、
止まらない大粒の涙が、顔中いっぱいになります。

涙を拭くハンカチやタオルが無いことより
私の信念である
【決して人前では、号泣しない】が、忘れ去られた瞬間であります。